『彼女は存在しない』浦賀和宏のモヤモヤ感
こちらも古いブログからの転載です!
ネタバレになるので、読む予定の人は見ないでね。
評価が高いのと、確かに、上手につながってりる気がするのですが、
でも、殺人シーンが緩いでしょ(笑)警察がほぼ出てこない。
レビューみても、そこを突っ込む人がほとんどいないので、
余計にモヤモヤして書いちゃいました(笑)
解離性同一障害とか、虐待とか、難し言葉に読んだ気にさせられてる気がする。
~あらすじ紹介~
平凡だが幸せな生活を謳歌していた香奈子の日常は、恋人・貴治がある日突然、何者かに殺されたのを契機に狂い始める…。同じ頃妹の度重なる異常行動を目撃し、多重人格の疑いを強めていた根本。次々と発生する凄惨な事件が香奈子と根本を結びつけていく。その出会いが意味したものは…。ミステリ界注目の、若き天才が到達した衝撃の新領域。
ここから、ネタバレ
全体としては、多重人格、性的虐待など、えぐいです。
物語としては、根本の目線と、香奈子の目線で話が進み、香奈子に「アヤコさんですか?」と尋ねる挙動不審の由子が現れ、その子が多重人格で、恋人の貴治を殺したと香奈子が疑いながら進んでいきます。
で、実際は最後にわかるのですが、香奈子が、根本有希の妹の亜矢子で多重人格者で、
亜矢子、香奈子、由子、ほかの何人かの人格に変わります。
香奈子だけ、実際には存在しないということです。
由子と人は、昔近所にいた子で、根本家であった、性的虐待と殺人を目撃したけど、
亜矢子と友達でいることを約束した人です。なので、由子も少し解離性障害になってます。
そして最後、香奈子(亜矢子)がフラッシュバックしながら、父、母、貴治、叔父さん、兄の彼女を殺し行く様子を解説しています。ぐろい話が多いです。
モヤモヤなのは、貴治が家のそばで刺されて殺されたという異常事態で、テレビでもやっていたというのに、香奈子(亜矢子)に事情聴取もない(笑)。
香奈子(亜矢子)は別の人格がやったことなので、全く知らない。
兄の前では、いろいろな人格が出てくるのに、自分でも混乱している様子も出てくるのに、
香奈子のときは、いっさいない。
でも、亜矢子は子供のころに、父を殺してます。その時は、福祉施設に入ってます。
動機は、兄に対する性的虐待。
母をに対しての動機は、知っていて何もしなかったことと、叔父さんと繋がっていた事です。
それで、叔父さんを誘惑して、情事のときを兄に見つかるように仕向けます。
その後、駅のホームで叔父さんを突き飛ばします。最後は、自分で崩れ落ちるのですが、
目撃者いないの?っていう感じになります(笑)
結構、殺人シーンが緩い感じがします。アリバイ工作も、証拠隠滅もあまりない。
別の人格が突然やる感じです。
母の殺害も首をしめて、叔父さんに対する、復讐なども口にしているのですが、物語中では、病気でなくなったことで最後のフラッシュバックまで、触れられてません。
で、そんな妹(亜矢子)が、有希の彼女の恵に、父親殺しを告白します。
そしたら、その後は二人きりで会ってはいけないし、彼も会わせてはいけないと思うんですよね~で、会って惨殺されます。
ついに有希が、妹(亜矢子)を由子、香奈子のところに殺しに行くのですが、香奈子目線では、なぜ、由子でなく私?といったところで、先ほどのフラッシュバックですべてが解明されていく。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
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