間違いない、奴だ、奴が来たんだ!シャア専用ズゴック
左遷からの復帰
同年11月、キシリア・ザビの手解きでキシリア率いる突撃機動軍に編入。
オデッサ作戦直前の時点では中佐だった。
その後大佐昇進と共にマッドアングラー隊の司令に就任する。
ベルファストおよび大西洋上でのホワイトベース隊との戦闘(シャア自身は攻撃には直接参加していない)の後、追尾し、連邦軍本部があるジャブローへ の進入口を発見。この情報をもとにジオン軍はジャブローへ総攻撃を仕掛けるが、連邦軍とホワイトベース隊の反撃に遭い、失敗に終わる。
シャア自身は潜入部隊を乗せたアッガイ数機を率いて(彼自身は目立つ赤いパーソナルカラーのズゴックに搭乗し、服装もいつもの軍服のまま)ジャブローへと潜入。
破壊活動を行っていた際に偶然セイラと二度目の再会を果たし、彼女に軍から離れるよう諭して別れる。
この後、連邦軍守備隊と交戦し彼らを圧倒するものの、アムロのガンダムとの戦闘で腕部を破壊され、バランサーに不具合が生じたため撤退。
ガンダムのパイロットの成長に驚きながら、ジャブローを後にする。
シャア・アズナブル専用 ゲルググ Ver.2.0
ララァ・スンのモビルアーマー・エルメスと共に幾度か出撃する。
二人は連邦軍宇宙艦隊を相手に戦果をあげたが、ニュータイプとして覚醒したアムロと、マグネット・コーティングを施されたガンダムに完敗。
ララァは、ガンダムのビームサーベルからシャアをかばい戦死する。この出来事はシャアとアムロの大きな遺恨となり、その後の二人の人生と、彼らの間の確執を決定づけた。
ジオング
アムロとの決戦
宇宙要塞ア・バオア・クーでの決戦ではニュータイプ用モビルスーツ・ジオングに搭乗してSフィールドに出撃。
連邦軍が要塞に取り付くのを阻止する任務には失敗するが、ガンダムと互角に戦い相討ちになる。
そして要塞内部でアムロと生身で戦うが駆けつけたセイラの説得中に爆発に巻き込まれ、戦いは中断される。この戦いでアムロの剣を額に受け(ヘルメットとマスクを被っていたため致命傷は免れる)、その傷跡は第二次ネオ・ジオン抗争で消息不明になるまで消えることはなかった。
その後、部下を見捨ててグラナダに逃亡しようとするキシリアの行為を見て、「やはりザビ家の人間を許せぬ」とセイラに告げたシャアは、妹に別れを告げると要塞から脱出し始めたザンジバルの司令室にキシリアがいることを確認し、指令席に座ったキシリアに敬礼をする。
キシリアはシャアを視認するも、その直後にシャアにバズーカで狙撃されて頭を吹き飛ばされ死亡、ザンジバルも直後にサラミス級巡洋艦に砲撃されて轟沈した。
シャア・アズナブル専用 リックドム
小説版『機動戦士ガンダム』では、他のMS同様、頭頂高が一回り小さい16m大、ジオン軍初のビーム兵器搭載機であるとされ、実質的にゲルググの役どころで登場する。
携帯火器として「ビームバズーカ」、斬撃兵装として「ビームサーベル」を装備。ただ、ビームサーベルはビーム集束性能が連邦軍に比べ劣っており、RX-78 ガンダムのそれほどには細く鋭い刃を形成することができない。
シャア・アズナブル率いるニュータイプ部隊が本機を主力としており、シャア自身も赤く塗装したリック・ドムに搭乗している。
劇中、この機体に乗るルロイ・ギリアム中尉の手によりガンダム (G3) は撃破され、アムロが戦死している。
この設定を反映して、ゲーム『機動戦士ガンダム ギレンの野望』シリーズでは、ビームバズーカを装備し赤く塗装された「シャア専用リック・ドム」が登場し、のちにガンプラのマスターグレード発売を機に「MS-09RS」として設定されている。
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